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2011/07/04


今回は、竹澤勲氏が来て下さり、私たちのweb制作デザインを見て頂くことができた。

1、プロジェクト紹介

マーケティングツールを使って、今までやってきた私たちのプロジェクトを竹澤氏に一通り説明し、プロジェクトに関わるパートナー(FABRICA、AXIS、JAGDA、水口氏、デジタルハリウッド大学)も紹介する。
途中、水口氏が五感を使うゲームを制作している方だという話から、experience designの話へ。

- Ecperience design
…感覚を刺激するデザイン
時間軸のどこでも切り取れない、点のデザインではなく全体をデザインした総合的なデザインのこと。
グラフィック/工業/プロダクト の分野で連携しないとできないこと。(ゲームはこれに含まれる)
ex.コンビニをデザインする際、お客さんの入ってきてから出るまでの工程までを含めて表示のデザインから様々なシステムまでデザインをする。
人の経験をデザインする。

- 後期の流れの確認
…10月1日にJAGDAのプロジェクトに参加し東北へ行く。
セミナー受講、私たちのプロジェクトのプレゼンテーションを予定。
ここからwebサイトで投票によってアイデアを私たちが実現するコンテンツである「やってね!」を実行する

- 今日することの確認
…ケーススタディ内容のチェック
ビデオのチェック
アイデア構成
pechakuchaに向けての話し合い
展覧会を東京のAXISで行うか東北で行うかの決定

-竹澤勳氏 
…クリエイター。
マサチューセッツ高校で英語を学んだ後、アメリカのデザイナーズ大学ルウィーズリー大学でアーキテクチャーやグラフィックデザインを専攻する。現在はサンフランシスコのギャラリー展示を行ったり、同時に震災の方のプロジェクトを進行中。

なぜそう成るのかをつきつめていかなくてはいけない。目の前のことに捕われすぎて全体像をつかめなくならないように常に気をつけることが重要。

・東北の方で職人が亡くなるなど、東北のクラフト産業が今危険な状態に晒されていて、そこをどう助けていくか。職人技は手作業中心でコストがかかり、大量生産が不可能、伝統工芸品が残るようにプロジェクトは多々立ち上がっているけれど現実は厳しい。

職人が手を組み、産業を発展させているデザイナー
 喜多俊之…漆職人と共同でテレビやロボットをデザイン


2、今後の活動について

- AXIS
…企業、メーカーに対してwebサイトをアピールする
そのために企画書、プレゼン用のスライドを作る必要有り。(pechakuchaで使うスライドとドッキングさせる。)

- Pechakucha
…社会人や若手クリエイターに向けてアピールする
スライドが20枚必要。(20秒/1枚)

- 盛岡(JAGDA)
…東北のデザイナーに向けてアピールする
アイデアとケーススタディ、ビデオを中心に60分から90分間の発表。勝井氏のトークショーと順番は未定だが続けて行う。

- 東北  
…AXISで展示できなかった場合は東北でワークショップ(+展示会)を予定。Webページ内のアイデアと絡める。


3、プロジェクトのコンセプトの決定

ドメイン…デザインの力で世界を変える
ミッション…デザインの力→構成力、世界→その人の身の回りの環境
自分の生活自体に責任感を持たせる

- webの対象ユーザーを3つのキーワードによって分類する
1:震災に対する問題意識がある
2:構成力(デザイン力、発想力)がある
3:体力、精神力がある

これらのキーワードのあるないによってユーザーをわけ、webが含むケーススタディー、アイデア、ビデオの役割を再確認した。
ユーザーはwebに触れる事で上記の3つを満たす事ができるようになる。
今後もこのコンセプトに基づいて行動することでプロジェクトの軸からぶれないようにする。

2011/06/27


1、ウェブ日程の確認

○7/4 ウェブ&ケーススタディー アップロード
○7/11ウェブ&ケーススタディー&アイデア アップロード
○9月から随時ケーススタディーを増やしていき、各インタビューも始動する予定

- 私たち学生からのウェブに関する提案
…7/11以降ウェブにアップされたアイデアの中からユーザーの”やってほしい”との声が一番高かったものを私たちが実行に移すというのはどうか。提案を受けて、kick start(URL:www.kickstarter.com/)やcamp fire(URL:camp-fire.jp/)で早いうちから資金集めをしておいて、ある程度集まったら活動を資金内で進め、また資金が集まってきたら進める、という出来る段階を踏んで進めていけるアイデアを選んではどうか、という意見がでた。


2、AXIS金の卵展の準備、展示内容の確認

- これから確認をとること
・パネル、出力サイズと枚数
・機材、展示物の梱包
・ウェブを展示するディスプレイの予約、セキュリティの安全面
・機材貸し出しに関する研究室との予定擦り合わせ

○また、金の卵展では各大学から5名ほどのポートフォリオを展示する。現時点ではそれぞれがポートフォリオを作成し、展示者を選出する予定。
○パネルではこの授業の概要に加えてそれぞれの連携先の活動概要や作品(ファブリカのアイデア案など)を展示する。
○会期中は常に2、3人が常駐し、来場者に対して展示内容についての説明係も兼ねる。

・6月30日にAXISで被災地に向けたデザイナー会議が行われるため、その場でAXISの担当者の方とクラスの展示担当者が顔合わせをする。


3、水口さんのプロジェクトのブレインストーミング

水口哲也さんが被災地に向けて制作するPVに使用するビデオを全世界で募集にするにあたり、どのような内容・コンセプトで募集をかけたら人々の関心が集まるかについて、授業メンバーを3グループに分けブレインストーミングを行った。その際、コンセプトの中で日本をどう位置づけるかが大きな論点となった。全世界の人を巻き込んで作成するビデオのメッセージが、今回被災した”日本の為に”なのか、”日本と一緒に”なのか、”日本から世界へ”なのか。ブレインストーミングで出てきた案は各グループでまとめ、水口さんに送る。


4、10/1に盛岡で開催されるJAGDA東北地区大会におけるセミナーについて

JAGDAでは多くの東北で活動するデザイナーを一同に集め、10/1(土)にJAGDA東北大会を開催する。そこでお時間をいただいて、私たち授業メンバーが盛岡に行きケーススタディーを現地のデザイナーに紹介するセミナーを開催する予定。費用面や時間、宿泊の問題は今後摺り合わせる必要あり。

- 今後すべきこと
・各担当者それぞれがスケジュールを作り、全体の予定表を作成する。
・連携先を含めた内容のチラシアップデート版を作る。またそれに向けて、来週の月曜までに各連携先の参加者の情報を集める。
・ケーススタディーのアップロード。
・ビデオのブラッシュアップ。絵コンテをもとにクラスの意見を取り入れて新たに一本撮影する。
・名刺の完成。